ごあいさつ

第39回日本臨床内科医学会

大会長 佐久間 一郎

このたび「第39回日本臨床内科医学会」を2026年10月11日(日)、12日(月・祝)の2日間、北海道・札幌市にございますホテルニューオータニイン札幌にて開催させていただく運びとなりました。

本医学会のテーマは
「日本人の疾病構造の変化―生活習慣病から今後の医療を考える―」
と致しました。

近年、日本人の健康と疾患の構造には大きな変化が生じております。高度経済成長期から現在に至るまでの社会の変遷とともに、感染症対策の医療から、生活習慣病を中心とする慢性疾患の管理、さらに最近はフレイルや認知症といった高齢期特有の問題への対応も求められるようになっています。また、生活スタイルの多様化や医療技術の進歩、医療DXの導入などにより、私たち臨床内科医の役割も質・量ともに大きく変化しております。

こうした背景を踏まえ、本医学会では、生活習慣病を起点に、今後の日本人の疾病構造を見据えた医療のあり方について多角的に検討したいと考えております。特別講演、シンポジウム、教育講演など、各分野の第一線でご活躍の先生方をお招きし、臨床現場に即した知見を共有できるプログラムを企画しております。また、日本医師会の産業医・健康スポーツ医の単位取得に資する講習会も開催致します。

10月の札幌は美しい紅葉の季節を迎えている頃かと存じます。北海道の豊かな自然と美食もお楽しみいただきながら、参加者の皆様が実りある学びと交流を深めていただけるよう、準備を進めて参ります。

医学会開催形式につきましては、メイン会場のみをWEB配信とし、できる限り多くの方に北海道へお越しいただき、議論や連携のきっかけを大切にし、今後の臨床内科医療に資する学会を目指して参りたいと考えております。

多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

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